基点公式 ~整合計算は美しい~

2023年1月28日

整合計算は美しい

突然ですが、整合計算は美しいのです。

これから整合計算の何が美しいのかを説明していきます。

なお、ここでは250点単位にするときに生じる例外を考慮しません。

基点数列

まず、次の基点数列\(\{b_n\} ( n = 1, 2, \ldots , 7, 8, \ldots ) \)(bはbasic point(基点)の頭文字)を定めます。

基点数列

\begin{eqnarray}
& & \{b_1, b_2, b_3, b_4, b_5, b_6, b_7, b_8, … \} \\
&=& \{ 500, 750, 1000, 1500, 2000, 3000, 4000, 4500, … \}
\end{eqnarray}

基点数列は、翻の基点を昇順に並べたものに一致します。

条件の基点の番号

次に、この基点数列と条件の基点が一致するよう、次のように条件の基点に番号\( c = 1, 3, 4, 5, 6 \) (cはcondition(条件)の頭文字)を振ります。

条件基点番号\(c\)
子のツモアガリ時、子の支払い5001
子のツモアガリ時、親の支払い
親のツモアガリ時、子の支払い
10003
三人麻雀における子のロンアガリ15004
四人麻雀における子のロンアガリ
三人麻雀における親のロンアガリ
20005
四人麻雀における親のロンアガリ30006

基点公式

翻数を\(x\)、点数を\(p\)とします。

ここで、\(p\)は\(x\)と\(c\)と\(b_n\)を用いて次式で表すことができます。

基点公式

$$ p = \frac{b_c b_{2x-1}}{1000} $$

これは数列を用いて基点公式を表したものです。

なんと、今まで無関係と思われていた、「親子やツモ・ロンと点数の関係」と「翻数と点数の関係」を、すべての翻数について三麻と四麻をひっくるめて同じ数列を使って表せるのです!

美しい基点公式が成立する理由

なぜこのような美しい数式が成立するのでしょうか?

それは、2翻の点数がいずれも、\(1 \le x \le 4 \)における「子のツモアガリ時、親の支払い」または「親のツモアガリ時、子の支払い」の点数の一部と、偶然一致したからです。

点数早見表を見ると、確かに一致していることが分かります。

翻数子ツモ子子ツモ親
親ツモ子
三麻子四麻子
三麻親
四麻親
125050075010001500
1.550075012501500
四麻ツモ:
1750
2250
25001000150020003000
2.57501500225030004500
310002000300040006000
3.515003000450060009000
4200040006000800012000
4.5225045006750900013500
52500500075001000015000
5.52750550082501100016500
63000600090001200018000
6.53250650097501300019500
735007000105001400021000
7.537507500112501500022500
840008000120001600024000
8.542508500127501700025500
945009000135001800027000
9.547509500142501900028500
10500010000150002000030000
10.5525010500157502100031500
11550011000165002200033000
11.5575011500172502300034500
12600012000180002400036000
12.5625012500187502500037500
13以上
役満
800016000240003200048000

もともとこの定理を導き出すために条件の規則と翻の規則を定義したわけではないのに、奇跡的に一致したのです。

さらに、注目すべきことは、基点と一致する2翻の行と、「子ツモ親」「親ツモ子」の列が交差するマスの点数はちょうど1000点になることです。

ゆえに、1000という切りのいい数字が基点公式に出てくるのです。